No.68 台風シーズンの給湯器故障対策について

台風9号は、関東直撃でその後東日本を縦断して 去って行きました。
各地で被害がでているようです。お見舞い申し上げます。
さて、このような台風シーズンになると、とたんに故障の問い合わせが多くなります。
今日も、通常の3倍程度です。
◆故障の問い合わせの一番
1)給湯器の火が付かない、エラー番号「111」などがリモコンに出る
この最大の原因は、その多くが梅雨時期の集中豪雨と同様、給湯器内部に雨水が入る、又多湿状態になることによる、電気的トラブルです。
※雨対策は、梅雨時期の対策についてこのブログにも書きましたので、そちらを参考にしていただきたいと思います。
ただ、台風による雨被害は、通常の雨と違い、風交じりの横殴りの雨が原因となり、今まで以上に機器内部に影響しやすい状況となります
◆この対策としては、一般的な雨の場合には給湯器上部に庇などの対策が有効ですが、台風は強い風を伴い横から前から進入する為なかなか対策が難しい。
だからと言って、給湯器全体をカバーすると、不完全燃焼事故や場合によっては、設置条件違反(給排気設備が必要)になる。
この場合の修理対処法は、
①消極的であっても、やはり機器内部が乾くまで、二日程度待つことも有効です。
<修理も簡単なことでも動いてもらったら、金が掛かる> それで駄目なら、メーカーへ依頼。
②急にリモコン電源が入らない場合は、機器内部の保護用漏電ブレーカーの作動も考えられる為一度、機器側の電源コンセントの抜き差しをやってみることも必要です。
注意・・<機器内部は、お客様自身では絶対に触らないで下さい>
◆機器部分が低い位置についていることにより発生する、機器の浸水
1)給湯器が浸水すると、下部が一部浸水する程度なら、電気的短時間のトラブルで解決できるが、
ある程度以上浸水すると、機器の心臓部である、電子コントロール基盤や各電磁弁の浸水又は、最悪機器内部への泥水侵入で大きな致命傷になる場合もある。
①この場合は、高額部品の交換か、最悪は機器全体の交換が必要な場合も起こります。
※昔、九州地域に在籍していたとき、鹿児島地方が台風の集中豪雨被害で大規模浸水が発生したとき、給湯器の本体交換を応援に行ったことがあります。やっと水が引いて収まって、給湯器が使えない為本体を交換して返った次の日に、それ以上の浸水被害に巻き込まれて、再度機器の交換を必要とした気の毒なお客様を思いだします。※
②上記のような事故の場合、火災保険等の災害特約の内容などにより補償される場合もあります。一度内容の確認が必要です。
③次に給湯器を取り替える場合、据置型なら、「壁掛け型に変更」することも必要。
浸水は、大規模な、床上浸水はまれであり、床下浸水かそれ以下がほとんど。
でも給湯器は、据置型なら影響を受けるケースがあります。出来るだけ「壁掛け型」などにして高さの確保も対策の一つです。<最近のふろ給湯器は全て強制追い焚き方式、高さや、追い焚き長さの変更は自由(制限はある)>
◆台風シーズンもこれからが本番、災害対策は十分にしましょう。
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