No.196 ガス給湯器が故障したときの対処法
- 2015.05.08
給湯器が故障したときの対処法
◆住宅の使用形態
1)持ち家の場合
①取付後10年以内なら、メーカー修理依頼が通常。10年以内ならメーカー修理可能。
②10年以上なら、トラブル内容を確認後、修理費用が割高なら、買い替え検討。
<メーカー修理依頼して、訪問時に修理費用がいくらぐらい掛かるかをまず見積りしていただき判断。
<ただし注意:修理しなくても出張費¥5000程度は必要となります>
※10年以上使用の場合は、比較的修理費が割高になることも多く、またメーカー修理部品が供給切れの場合も多い。<メーカー修理部品は、廃盤から10年程度の保有期間で供給切れ>
2)賃貸物件
①故障内容を把握して、賃貸管理会社あるいは家主に連絡。
※直接メーカー修理依頼しないこと。通常賃貸物件の給湯器は、修理または買い替えは、管理会社または家主負担です。直接修理依頼された場合は、入居者様に請求が入る可能性あり。
◆修理内容の把握
1)ガス供給関連のトラブルの有無確認 ・・・ガスメーターなどの遮断でないことを確認。
2)操作用リモコンの情報把握・・・エラー番号の把握
※古い機種は、リモコンにエラー番号などの表示が無いものもあり。<電源ランプや燃焼ランプの点滅パターンで修理内容表示>
3)故障内容を把握後、メーカーやインターネット情報などを活用して故障程度を把握。
4)機器コンセントの抜き差しで復帰できるものもあるので情報集めを!
5)修理依頼や、買い替え時のために
①機器型番②エラー内容③設置状態<戸建=:壁掛け、据え置き・集合物件=ベランダ、共用廊下>④使用年数概算 などを把握後お問い合わせ
◆買い替え時の対応
1)まず市場価格をインターネットで検索:概算買い替え金額を把握。
※3社程度を検索して情報集め
2)比較的実績の多い会社選択<工事件数が多いということは工事経験が多く安心につながる>
3)安いだけで選択しないこと。
①<税込、税別>=工事総額で把握
②別途経費が必要かの確認
③メンテ保証についての確認
※メーカー保証や第三者機関保証があること。<安い自社保証は将来的にメンテ不安定>
4)給湯器比較サイトや評判サイトはあまり信用しないこと<インターネット販売会社が独自に制作して、偏った情報が氾濫している。=一般消費の口コミ情報の活用
将来的な、消費税値上げなどの情報に惑わされず、焦らず吟味することが一番。
トラブルが出た段階で、将来的な買い替え情報を集める余裕が必要。