No.50 経済産業省「ガスコンロに安全装置の設置義務付け」

当然の措置だろう。ガスコンロの安全装置の義務付け。
15年程度前から、ガスコンロの安全装置設置の動きはあった。「セイフルコンロ」
メーカー、都市ガス会社等の大手が中心となり、全面採用の方向で動いたが、業界団体の思惑の違いからか、定着することなく最近まではジリ貧傾向であったが、経済産業省の一声で法制化。
やはりこの国は、お上の意向が無いと何も動かないことが実証できた。
◆この原因は、
1)コンロの販売動向に強く影響されている。
 ・家庭用ガスコンロの安い機種はその大半が量販店で販売されている現状。 
 ・・・・安全性志向より安いことが最優先。
2)ガス機器メーカーの思惑の違い
 ・一時、大手都市ガス会社などの方向性で、全面的な安全性の高い「セイフルコンロ」を業界標準に押し上げる為の”委員会”を作って動いたものの、現在もあるようだが今は有名無実的組織か?
大手ガス機器メーカーも、市場販売台数の6割以上を販売する量販店等の動向を無視できず、なし崩し的に旧来の機種生産に”ズルズル”と移行してしまった。 
3)都市ガス会社ショップ店やLPGガス販売店の販売力の低下。
昔は、ガスコンロ等の大半は、ガス関連業者がその安全性管理の問題から、ほとんどを販売していた。
それが、宣伝力、人材不足などの複合的要素も絡み、量販店などの販売力に抵抗できなくなってきた。
最近ではあきらめの状況。・・・さらに、その動きに拍車をかけているのが・・・オール電化”IHコンロの”販売攻勢 
それでも、年間300万台以上が売られている消費者に身近な”ガスコンロ”。
やはり、安全性は規制緩和や価格政策だけでは買うことが出来ない。
ガス機器の販売方法、設置方法も安全性の観点から再点検が必要ではないでしょうか。
ただ、業界団体も、いろいろな事故の教訓を生かす努力をすることが必要では。
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