No.87 環境意識の高まりによる商売への「変化」
- 2008.06.29
先の日経新聞の記事に、政府は2020年を目標に大規模な環境対策として、家庭分野での本格的な省エネ対策の実施に向けて本腰をいれるとの記事が掲載されていた。
ここ最近打ち切られていた、家庭用太陽光発電設備への補助金の復活や更なる家庭用省エネ給湯器などへの本格的省エネ支援策を打ち出そうとしているようですね。
このことにより、世間一般の省エネに対するムードも、かなり進んでくるものと考えます。又、北海道で開かれるサミット時の環境に対する重要事項の決定は当然今回の重要議題。益々政府も公約的な宣言に対して本腰を入れる時期に来るだろうと予想します。
当然ながら、我々事業者として商売の本腰は、省エネ関連商品により傾斜するものと考えます。
私の関連する商売の中でも、ガス給湯器の販売受注台数の2割程度が、環境商品といわれる「エコジョーズ」に変わってきています。
<ちなみに、今日の日曜出勤は私の当番>この日受注したガス給湯器5台全てが「エコジョーズ」とは驚きです。この傾向は益々大きくなるものと考えています。
当然機器メーカーサイドも、「エコジョーズ」の販売に力を入れており、ガス給湯暖房機の分野では、政府の補助金を差し引くと、一般ガス給湯暖房機より、エコジョーズガス給湯暖房機のほうが価格的に安くなる状況になっています。
◆現在のガス給湯器の小売段階での販売価格の差は、一般風呂給湯器(20号オートタイプ)で4万円程度。・・「エコジョーズ」で省エネできる年間経費が¥10000から¥12000と考えると、価格差は4年弱で償却出来る計算。
この傾向は益々差がなくなってくるだろうことを考えれば、我々業者も益々積極的に消費者に勧めやすくなる。
ただ、家庭用省エネ機器の切り札は「太陽光発電+省エネ給湯器「エコキュート」+IHコンロ
・・・・オール電化住宅。この描く先の構想は、ガス関連業界にとっては・・・はて、「吉&凶」か?
知識は幅広く、変わり身は早く、変化に対応できる基盤がより、必要ですね!いつまでも固守していたら事業の継続はありえないでしょうね。・・・これからはいろいろな分野に首を突っ込んでおきましょうか。