No.135 オール電化の功罪?情報は正確に。
- 2010.09.15
NHKの、夜9時の全国向けニュースで、オール電化の救世主「エコキュート」電気給湯器の低周波騒音の問題が報じられていた。
確かに「エコキュート」は月の燃費が約¥1000程度と安く、光熱経費削減効果は大きい。このメリットで、急激にIHコンロとともにオール電化が伸びているのが実情。大手住宅会社の戸建新築住宅の80%以上がオール電化を導入していると言われている昨今だが。功と罪の両面があることがよくわかる事例報道だ。
また、オール電化の罪の部分では、IHコンロの、電磁波問題等が、対抗のガス業界等からの資料で見聞きする事があるが。
実際、最近この関連の内容を私自身が相談を受けて
※「本当にあるのだ」と実感した。事例が次の内容。
◆8月の終わりに、女性のお客様から当社の相談窓口へコール
★お客様から
「ガス給湯器とガスコンロの買い替えお見積してほしい」との依頼。
こちらからお客様へ質問
☆”いまどのようなメーカーの給湯器をお使いですか”
★「いまオール電化・・・!?」
☆”オール電化から、ガスへの買い替えですか?”
★・・・・・?「実は、ガスからオール電化にしたのが1週間ほど前。ところが使い始めてすぐ、からだの調子が悪くなった」
★「IHコンロを使用し始めると、体に変調が出る」「また、お風呂に入ってもからだの調子が悪い」・・・・「主人に話したが分かってもらえない。私だけの現象」
★「オール電化をやめて、ガスに切り替えたらいくらぐらいでしょうか」
※こちらからお客様へ
☆”クーリングOFFの対象にはならないのでしょうか、販売業者に相談しましたか”
★「実は今、どこへの相談ができないので、消費者センターへ相談しています」とのこと。
確かに、商売上はわれわれは売れることが最善であるものの。まだ買って一週間。
ましてオール電化ともなれば、高額な経費は払っただろう。
・・・・・・・?・・・・・・・?
★「このような、からだの変調は、実際に理解してもらえない。」・・・・!
☆”再度消費者センターを経由して、粘り強くお願いした方が今は最善ですね。”
☆”その後どうしても無理なようなら再度ご相談ください”と電話を切りました。
◆一週間ほどして、このお客が、オール電化から、オールガスに変更した、お話を伺った。
経費的にはどのような処理になったかまでは伺ってはいないが、全額負担で変更よりは安く済んだことは確かだろう。
ただ、この事例において、エコキュートのお風呂に入っての体の変調は聞いたことが無い。
この要因は、心理的影響だろうか。オール電化が原因と思い込みから来る心理的影響か?
◆われわれも、オール電化器具、IHコンロ+エコキュートを売っている。
オール電化を貶すことはしたくない。又、これからも、オール電化の波は衰えないだろう。
ただ、どのような場面にも、功と罪がある。
ガスも、熱カロリーが高く便利。だが、ガス爆発などによる、記事を見ると、罪の部分もある。
事前の安全面での対策が最善であるばかりでなく、発生した時の速やかなる適切な処理が必要、また功と罪の両面の部分を正確に公表することも必要だろう。
◆われわれは、お客さまのご相談に対してのご回答時の心得は。
1)功と罪の両面がる事を正確にご説明すること。
2)憶測やうわさだけに頼らず、又どちらにも偏らず事実のみをお話しすること。
3)わからないことは”わからない”と正直にお話しすること。
このようなことは特に心がけたいものです。