No.15 ”ほっと”するイメージイラスト「さすらいの一匹コオロギ」掲載にあたってほっとする話・・・四題
- 2006.10.30
永いサラリーマン時代だから、楽しい話、恐い話も結構ありました。
私の、体験談、チョットおもしろい話題を四つばかり書いてみます。
1)ストリップ劇場のふろ釜修理
2)機動隊の盾に守られた給湯器修理
3)「解決するまで、ここに居ろ!」恐いお兄さん事務所のふろ釜修理
4)「さぼった報い」・・巡視艇呼んでよ!
1)広島勤務の22歳のとき、上司から「ふろ釜の修理に行って来い」と指示されて。
修理先は市内のど真ん中、ストリップ劇場。今の時代なら、給湯器が屋上に備え付けられて、セントラル給湯と行きたいところだが、今から30年以上前。まだ今のような給湯器は出てきていない時代。
踊り子さんの楽屋に、ふろ釜を設置して、お風呂を沸かしていた。浴室内から、旧式のワイヤーでふろ釜のバーナーの開閉。修理する為には必ず、楽屋も通らなければならない。踊り子さんは、ほとんど全裸状態で準備。当たり前だよね、ストリップ劇場だもの。
出来るだけ”踊り子さんを見ないように”横向いてそばを通って風呂場へ。
そこである一人の踊り子さんが「お兄ちゃん、チラチラよそ見するんじゃないよ!見るなら堂々と見ていいよ!」とカラカワレ状態・・”エッツ!・・・分かりましたアー、仕方ないよね若いんだから・・・・続いてもう一人のお姉さん格の踊り子さんが「こちらへ来て、お茶でも飲んだら」・・・”オイオイマジで昼間女性の裸を生で見たことないよ?。”・・・・・・・修理自体は簡単だったが、このときの修理時間は通常の3~4倍は掛かったかな?帰り際に、お姉さんが、「修理代は、係りでもらってね」・・・こちらも答えて”修理代はサービスしときます”
2)岡山勤務時代の話、
得意先から、給湯器の修理依頼。ただ一言得意先から「少しややこしい所だからね」
修理先の近所に着くと、なにやら物々しい雰囲気。機動隊が盾をもって10名程度、装甲車両が1台。・・・・・?
機動隊に職務質問で呼び止められて「どちらまでですか?」・・・”○○住所の○○さんのところへ給湯器の修理にうかがいます”・・・? すると、なにやら横で相談。「ハイ、それではご一緒にどうぞ」着いたところは機動隊が守っていた「恐いお兄さん宅」。
前夜、「組」同士のイザコザで、ピストル発砲事件があったのは報道で知ってはいたが・・・ここかよ!。
最悪は給湯器の設置場所。表道路に面した外壁。・・・・・”マジカヨ!”
さて、仕方なく仕事だから修理に取り掛か掛かろうと、工具箱を準備していたら、後ろで騒々しい。”エッツ”何よそれ!?・・・機動隊員が私の後ろで、盾をもって4人身構えている。・・”まってよ”・・・玉が飛んできたら本当に守ってよ!
このときの修理時間は超特急でした。
3)今回は、直接営業所に修理依頼で電話が掛かってきた「恐いお兄さんの事務所」”
こんにちは、機器メーカーの者です。ふろ釜の修理に伺いました”・・・すると、いかにも恐そうなお兄さんが顔出して。「あ、そうか、中入れ!」 扉は分厚いし、塀は高いし。
ふろ釜の修理を終わって、”終わりました。修理代は3800円です”・・・・・?・・? 「ナンヤ、修理代がいるのか!」のセリフ。それから「ダイタイ昔から、この器具は調子が悪かった、欠陥品と違うか」・・・・”5年以上も使って最初から悪かったはないでしょう、だったらそのときに早く言ってください”というと見る間に顔色を変えて。「コノヤロー!いいぐさが気に入らない。欠陥品を使わせておいて!責任者を呼べ話をつける!」・・・・・・オイオイ待ってよ、たかが3800円くらいで絡まないでよ。前任地営業所での「恐いお兄さん宅」修理は「ゴクロウサン。」と修理代と別に祝儀までくれたよ。・・でも口には出せない。
「責任者を呼べ!」・・・・そこでこちらも勇気を出して”私が責任者です。私が営業所を任されている責任者です”・・・「だったら、本社のお偉いさんに連絡するまで、ここを帰さない!そこに居ろ!」・・・・頭の丸坊主のお兄さん、恐そうな顔したお兄さん、3人~4人程度ウロウロ。
ただ、なぜいつもこの筋の人たちは「人を脅す」とき”ワンパターン”なのかと思う。
二人一組で兄貴分格が、折り込んだ新聞紙を片手に持って、もう一人が、こちらに恐喝まがいのセリフ。・・間髪入れずに、兄貴分がもう一人の頭を新聞紙でたたく。”バッッツ!”音が大きい。
「失礼だろう!お偉い所長さんに向かってその言葉は!」とくる。・・・、この繰り返しで恐喝するスタイルが一般的。
後で人から聞いた話だが、これが常道、新聞紙は音が大きくて威圧感がある、又たたかれてもあまり痛くないらしい。
・・・・・それからも、たまに彼らとやり取りがあったが、一向に帰してくれそうにない。
「本社のお偉いさんを呼べ」・・・・”いいえ私が責任者です”・・・怖いが、こちらももう意地。そのころの時代は今と違って、たかが3800円位で素人さんの命までは取らないだろうと腹を少しはくくれた。 でも”今の時代はだめ、100円でも人を殺す時代。今なら即”本社お偉いさん、早く来て”と電話します。
それでも、午前中の10時過ぎにそこを入って開放されたのが4時前。永かった、恐かった。
開放前に親分格の恐いお兄さんが出て来て「もう帰っていい!」。・・・うれしいやっと開放・・・”でも、まだ修理代もらってません。の一言をこちらも意地で催促。恐いお兄さん「ウッッ!」恐い顔。・・・「オイ!払ってやれ!」と格下に指示。・・・・・・”ハイ。ありがとうございました”・・恐い早く帰ろーと玄関近くまで行くと。・・・・・・「オイ!兄ちゃん。」と急に呼び止められた。・・まだ何かあるの勘弁してよ!こちらも恐くて限界だよ。・・「お前は営業か?・・よく売れるだろー」だってさ。・・・・”ハイ、アリガトウゴザイマスシタ”
4)地方の営業所は、1県全てを任されて営業する場合も多く、営業の為の移動距離が長い。
150k、200kとストレスがたまる。そのストレス解消方法のひとつが、好きな釣り。
釣竿を車に忍ばせて、いい釣り場を見つけると途中下車。
だか名誉のために・<大抵の途中下車は、営業が終わる7時から8時の帰り道の夜釣り>
ただ今回の話は本当のサボりの途中下車。
得意先代理店の営業マンと営業同行途中の途中下車。この営業マンも釣りが好き。
つい海岸を車で走っていると、いい釣り場。波よし、天候よし。それではと、途中で釣り餌屋さん寄って釣りしましょう。”すき者同志”話は即まとまる。
道路端の海岸から、歩いていける地磯を見つけて”イザ”釣り開始。・・・読みピッタリ!入食い状態!夢中で2時間程度釣り、少し海がシケ来たので。そろそろ帰るかな。と、ふと後ろを見ると。道が消えている!・・・見えるは波ばかり。・・しまったあまりにも夢中になって、潮が満ちてしまった。それに海が荒れてきた。
仕方なく、泳いで帰るしかないと思って、”ふと”気がついたのが、くるときの磯の状態。
今は海の中に隠れているが、磯には貝がいっぱい。波が荒くて泳いで帰るときに、その沈み磯に、体を擦られたら”命に危ない”・・・どうしよう!・・誰か助けてよ!・・・そうしていると偶々、配達で通りかかったその地の得意先販売店の社長、会社に寄るといってあまりにも遅いと思ったこんなところで何してるの。でも、営業車はあるけと人がいない。・・・海を見ると・・「オーイ、と叫んでタオル振っている間抜けなサボり人、2人」
どんどん波は荒くなる。・・・得意先何お思ったか、すぐ車に乗ってどこへやら。・・・”オイオイ待ってよ。どこ行くの?・・・・・そしたら、30分ほどしたら沖から小型の高速巡視艇らしき船が近づいてくる。・・”助かった”
後で大目玉「あんた達はバカか!死ぬよ」・・・得意先にもバカにされるし。
でも優しいね<この話は、会社には内緒で片付いた。巡視艇の出動も。訓練の一環という事で勘弁してもたった。地方営業所の営業は楽しいね。・・・・・・ただこの話は、もう時効、30年位前の話ですからね。
◆いろいろあったけど、自由奔放な、何事もまだまだオオラカな時代。私の会社も懐の大きい、楽しい良い会社であり時代でした。
人それぞれの人生、誰でも苦もあるけど、何かおもしろい人生はもあります。まだ、まだがんばりましょう。
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