No.134 潜熱回収型給湯器「エコジョーズ」の補助金は、来年度は不必要になるか。それより、メーカー小売定価を下げては?

潜熱回収型給湯器「エコジョーズ」の補助金が終了して約一カ月余り。
エコジョーズの販売台数に、補助金がなくなってもあまり影響がないように思えます。
当初の目的は達成してきているのではと感じます。
確かに立ち上げ当初は、販売価格差も大きく、機器イメージ的にも浸透が弱かったが、各大手都市ガス会社のキャンペーンや、国、自治体の補助金効果等も相まって、ここへきて消費者にかなり浸透してきているようです。
<ご説明すれば、エコジョーズへ買い換える方向で理解戴ける状態>
◆そして、この秋ごろからは、「2013年エコジョーズ化宣言」の心理的作用もあり、各メーカーの積極的販売施策も予想され、それらに関連して「エコジョーズ」卸価格が下がってくることが予想されます。
最近では販売価格的には、一般市場では一般型給湯器と「エコジョーズ」型給湯機との価格差は5万から4万円程度まで縮小きた。この冬の需要期には、3万程度まで接近か?
「エコジョーズ」の省エネ効果15%を考えれば、ほぼ消費者の心理的な面は、販売側の説明でほぼ解消できるのではと考えます。
このような要因から考えて、「補助金の目的はほぼ達成」したのでは。
補助金はあることに、越した事はないが、実質一般販売店が補助金の代行申請ができない今の状況と、申請時の煩雑さとの手間を考えれば、昨年の政府の事業仕訳の結論「廃止」の案が出たように、今度は本当の意味で「補助金の目的は達成」した「廃止」と考えるのが妥当では。
◆それより、メーカー販売定価の改訂が必要では。 巷に、ガス給湯器販売価格、特価75%OFF!や80%OFFの見出しがあふれる現在の状況が、正常な状況とは考えにくい。地域・販売ルートによってあまりにも価格差がありすぎる。 われわれも、市場対抗上やむおえず広告は実施しているのが現状。売れてこその経営。これもやむおえないが。
今の定価決定方式が、不明確。一部の販売組織の指示に追随せざるを得ない、弱い立場のメーカーの値決めの結果か? もうそろそろ、市場変化に対応してはいかがなものか。