No.112 意外と長かった都市ガス「エコジョーズ」補助金の消化スピード

第三期「エコジョーズ」補助金受付開始後すぐ、LPGの補助金枠がなくなってしまった。
都市ガス用の補助金も10日程度で無くなるかと、我々関係者も気持ちがかなりあせった状況で、大変だと思いきや、意に反して約一ヶ月近く申請できたことが以外。
※ちなみに、オール電化の申し子「エコキュート」補助金は、今の段階でまだ残っているとのこと。
一昔前は、受付開始「即」なくなる状況であったものが、時代の流れというか、時代背景に比例して絶不調。新築住宅の着工減の影響をもろに受けているのだろうか。
次回の第四期は、11月2日受付開始。・・・・・どのような状況になるやら。
でも商売には、好材料。第三期も60台近くを販売した。ありがたいことです。
※エコジョーズへの買い替えにはお客様の抵抗感があまり無くなってきたようです。
ほぼ一般型給湯器との差額が3万~4万円程度なら、エコジョーズをご選択いただけるようだ、やはり補助金¥22000が有効ですね。
ところで、エコジョーズへの買い替えで最近目立ってきたのが、マンションへお住まいのお客様からのご依頼で「廊下側パイプシャフト設置の給湯器」のエコジョーズへの買い替え依頼。
現状この場所の設置給湯器は、エコジョーズへの交換は無理がある。
■理由は:
パイプシャフト内には通常、「エコジョーズ」へ対応する排水設備がない。
※エコジョーズは高効率化の段階で、おふろ一回当たり、約コップ3倍分程度の燃焼水が出る。
※確かに、最近ある給湯器メーカーが、「・・・マジック」という名称で、PS内対応の製品を発売したものの、普及には少し時間が掛かるだろう。
■理由:
1)工事が大変。排水する対応部材が大きく、浴室内に取り付ける工事が我々施工業者にとって少し負担が大きい。
2)部品の耐久性が心配。
3)リモコン線との結線が面倒。<リンナイなどのように無線式対応リモコン方式があればいいが>
などの理由で、大手都市ガス会社の採用状況を見ないと、我々弱小企業では後々のクレームが怖い。
このメーカーでは、「・・・マジック」の製品のテレビ広告を始めるとのこと。
市場の中でのコンセンサスが形成されてくれば、正直我々も売りやすい。
ただ、チャレンジ精神は認めます。我々の希望としては各社が技術を競ってほしい。
■まだまだ、市場は好転しない。
今日の日経新聞に住宅設備機器大手TOTOの上期利益下方予想が出ていた。本当に厳しそうですね。
住設機器メーカーはあの手この手と新手法の製品開発を行っている物の、息の永い製品を開発してほしい。
■これから、給湯関連の製品は、需要期に入っていく。夏1に対して冬は2倍~倍3程度の市場性がある。
頑張りどころの市場に対してどのようにチャレンジするかは、経営者の技量が問われます。
再チャレンジと行きますか。