No.124 安くしても売れない市場もある「ガス給湯器」?
- 2010.05.10
「おや?」というようなデーターが最近出てきた。機器メーカーさんの協力もあり、できるだけインターネット販売価格を市場に合わせて手直ししたのだが。三大都市圏の、2地域は順調に売り上げが伸びているが、逆に一地域は売上台数が若干程度落ちてきた。当初は一時的な問題と思っていたものの、2か月程度この傾向が続いている。
「はて?なンだろね?」少し気になって、地域の工事店や担当者に聞いてみたり、市場価格を分析したり。
※そこでわかってきたこと。
■地域的な、ものの考え方の相違が分かってきた。
1)ある一定の基準価格からして、一定以上の開きがあると買い控えする。
※このある一定基準価格とは・・・、<その地域の大手都市ガスの系列ガスショップの販売価格>
2)価格差の許容限度
①3割程度の価格差か?
▼これ以上の価格差があると、商品が通商「バッタ商品」的二級品感覚と映る。
▼工事に関して、粗悪工事に繋がるとの感覚が強い。
▼地域的には、派手を好む地域。見え的要素であまり安いと買いたくない。
等の理由が見えてくる。
■確かに、あまり安いと、粗悪工事があるのではと、正直疑念するのも事実。
また、最近通常はインターネット購買層でない方の問い合わせも多く、インターネット初体験組はやはりこの点が一番懸念材料だろう。正直私の妻などは、インターネットで20万からする工事付き機器購入は絶対いやだと言う。正直難しいですね。
■ただ、ガス給湯器等の工事は、手抜きすると、即自分たちに大きな損害を被る可能性が大。
1)ガス関連商品
2)水関連商品
この要素は、重大である。ガス漏れは人身事故に繋がり、水漏れは、集合住宅等で発生すると、多額の損害賠償対象となる可能性を秘めている。
■いつも、工事に対しては、工事ミスなどが発生しないように工事管理しています。
私自身が、一級建築士の工事管理専門家としてのプライドもあります。
世に言う「ヒヤリ・ハット防止:<これは、工事に関連して、ヒヤリやハットする事案が多ければ多いほど、大事故につながる可能性が大となる>」に心がけています。
■市場に対しては、常にお客さまの動向をにらみつつ機動的に「インタ-ネット販売サイト」の変更手直しする必要があります。
幸い当社には、別部署にインターネット関連「特にホームページの制作も請け負う」部門があります。そのため専門社員が在籍して常に機動的に見張っています。
■全国インターネット販売の弱点は、個々の地域に合わせた、機動性は取りにくい。ある一定地域を価格を想定して平均的に、販売価を決定する方法しかない。・・・このことによりある地域では、高すぎて注文が少ない。又る地域では、安いことによるデメリットの発生がある。・・・てなわけで、人的な面も考慮して大きな市場を睨んで最大公約数的に決める方法を選択。
■ただ、ありがたいことは、各メーカーさんが、全面的にバックアップしていただけるおかげで細々営業できること。「感謝!感謝!お陰様」・・・商売は末永く、ぱっと散る桜のような商売はできない。雑草のごとく。「努力・忍耐・誠実・感謝」 ・・・がんばりましょう!