No.123 ガス給湯器「エコジョーズ」のメーカーの開発競争の差
- 2010.05.09
国の「エコジョーズ」補助金もやっと、LPGは補助金枠の100%消化が近い。意外と補助金があったなとの感想。
都市ガス機器の補助金は今日時点<進捗率40%程度>ではまだあるようだ。
各メーカーの営業担当者は、当然われわれのような販売業者に、この期間は売り込みを強化しての訪問営業も多い。
ただ、われわれ販売サイドでは、ここへきて「エコジョーズ」のメーカー別販売比率に大きく差が出てきている。これは、メーカーの機器開発進捗の差が出てきているのだろう。
■現在ガス給湯器「エコジョーズ」市場の製造販売の主力メーカーは4社(ノーリツ、リンナイ、パーパス、パロマ)
ただ、ここへきて給湯機器製品の開発競争の差が出てきている。
この2月から3月にかけて、2社は、エコジョーズガス給湯器のWエコ化(給湯と追い炊き側両方エコジョーズ化)したが、他の2社が出遅れている。
営業担当者も必死の売り込みで来店訪問いただけるのだが、「Wエコ化」でない機器メーカー品は販売に積極的行動ができないのも事実。
<お客様に当然販売時に、製品説明する。メーカー性能比較も当然説明している>
人情としては、熱心さに報いて販売してやりたいものの、性能に差のある商品を販売することに対しては、やはり消費者の意向は無視できない。「価格的に差を付けて・・・・と考えてみても大きな差はないのが実情」
市場では同じ程度の製品性能で勝負できる下地が無ければ、メーカー営業マンは厳しいだろう。まして2社のメーカーの製品がそろっていれば、他の2社は不利。営業担当者に「いつ頃製品化できるの?」と尋ねても明確な回答が無い。
■「無い物ねだりはせずに、ある製品を売るのが営業マン!」と会社の上位層部は当然自社の営業担当者に言うかもしれないが、この製品開発の差を、埋めるのは、営業担当者の、精神的努力だけでは当然カバーできないだろう。
■ガス機器メーカー2社の最近の業績は順調なようだ。営業担当者いわく、※「昨年の年間利益が、今年は3ケ月で達成できました。」※「4月は、売り上げ順調で、できるだけ5月に回して頂くようにお願いしているんです!」などかなり順調。この順調さは、株価にも表れている。・・・「しまった、昨年の12月に、株を買っておけばよかった!・・・てな会話が社内で上がるほどの状況か?
■開発遅れのメーカーの開発陣も、営業最前線の営業担当者の苦労に対して一日も早いく報いてやってほしいですね。 ・・・・これは、余計なお節介かもしれませんね。