No.185 ガス給湯器販売比較(評判)サイトの功罪
- 2015.03.08
最近やたらと、ガス給湯器の販売比較(評判)サイトのホームページが目立つようになった。
ただ、公平に評価したものなら許容されるが、自社に明らかに有利に、他社に明らかに不利になるような悪意に満ちた比較サイトがやたら目立つ昨今。
よく調べてみると、大手給湯器販売サイト自身が<SEO業者に依頼>作成したであろうと思われる類の比較サイトホームページが見受けられることに危惧する。
ココ、二年前程度には一社か二社程度しかなく、割とおとなしめに掲載されていたのが最近は、大々的に掲載されてきた。特に悪質なのは、自社と対抗する販売サイトの信用を落とすためのに検索に引っかかるように作成したものもある。そして、自社販売サイトに影響のない会社サイトを上位にランクして、もっともらしく比較している。
本来比較とは公平に掲載されてこそ正常である。
■多くの業種業界で、この手の比較サイトも見受けられる。確かに不公平な評価が巷にあふれ、これにより打撃を受ける業者も少なくないといわれる昨今、ついに我々のメジャーでない業種にも波及してきた。非常に不幸なこと。
■この原因は。
1)昨今の販売競争の激化
2)販売価格の限界に近い安売り市場性
この二つが大きな要因だろう。
大手販売サイトが、安売り販売競争を繰り広げた結果、ほぼ販売価格の下限界に近い状態となり、次の対策として打ち出したのがこの販売比較サイト戦略。<中傷合戦の要素もあり>
この戦略は、ホームページ制作会社のSE対策の一環として導入を勧める悪質業者が多くなった要因だろうと推測できます。
■買う側の消費者は、ガス給湯器などのように少し割高な耐久消費財を買う場合、参考となる業者選択の目安が少なく、つい評判は?とホームページ比較サイトなどを利用するのだろう。
通常は、都市ガス会社などにそのまま依頼するケースが多いものの、時代の流れ、パソコンやスマホで検索して少しでも安く購入しようとする消費者心理の弱点を狙った商法。
■ 一般的に見て、インターネットサイトで買われるお客様の行動パターンは
1)価格比較
2)信用比較
3)納期き比較
通常消費者は、7社から8社程度ホームページを見比べて、そのうち3社程度から実際に見積りを取るケースが多い。
価格比較は、3秒ルールといわれるゆえんの、その各ホームページの販売金額を、”ちらっりみる:3秒程度見て、次から次と見比べていく。その中で、お安いサイトを物色する手順が一般的。
そして、実際に絞った3業者程度にお見積り依頼する。
実際に依頼する場合は、納期的な要素比較も加わる。
■給湯器の買い替えは、通常故障してからすぐというケースが多く、価格は少し割高だが、工事日程の早い工事業者選択する場合も多々あるが、多少日程的に、余裕のある方は、業者比較などを調べて業者選択もする。このお客様心理を突いた少しきわどい商法。
ただ”世の常で最終的には自社に禍は帰することになるだろう。
■私の会社も、ガス給湯器販売サイトでは、大手の一角と評価される位置に存在していると言われる会社になってきたが、このような覇権的商法だけは取りたくない。
ただ、われわれも完ぺきではない、反省するところは真摯に反省手直し、”真面目な商売展開が基本”
当然大手都市ガス会社の販売サイトには対抗できないのが明白。
でも、これからも永く続けることが、平成18年会社設立以来延べ3万軒近いお客様に給湯器を販売してきた実績や今後の末永いお客様のフォローを考えると、やはり真面目な商売継続が基本。
”商売は地道に、誠実に実行が、永く続ける会社を存続させるための条件。”