No.59 ガス給湯器の耐久年数・・・ノーリツ製給湯器のリコール
- 2007.06.10
ノーリツ製ふろ給湯器の44万台リコール!発表。
一昔前ならセンセ-ショナルな事件的扱いかも。最近では見慣れた記事のような感覚になる。
これも慣れ恐ろしい事です。
さて、先のパロマやリンナイの湯沸かし器の不具合事故問題などの記事を見て同様に思うこと。
いったい給湯器の耐久年数は?
今回のリコール対象機種は、1989年から1994年の生産機種。
生産してから18年から13年経っている。それでも予測的には、まだ1/4以上が市場に残っているのだろうか?
■ガス給湯器の耐久年数は?。
一般的には、10年前後と思われていますが取り替え工事業者の話を聞くと、中には15年や18年といった20年近い機器も結構取り付いているとの事。
耐久消費機器としては、買い替え費用は工事費を含めると「ふろ給湯器」なら20万円前後はする。消費者にとっては安い買い物ではない。出来るだけ壊れない限り交換はしたくないのも当然。
だが、製造するメーカー側から考えると、基本的な耐久年数を過ぎていると思われる機器のリコールは悩ましい問題だろう。でも、取り付いて使用している限は耐久年数以内扱いになるのも当然の考え方。
しかし、ガス機器は、直接事故に繋がる確率が高い機器の部類。
現在生産されているガス給湯器には、機器のご臨終が近くなるとサインを出してくれる機器もあると聞きますが、このような”機器の死に際問題”は、もっと真剣に考えたほうがいいのではとも思います。
■次に、年数の古い機種のリコールなどの問題で気になるのは、修理対応部品供給が可能なのだろうか?と思う。
この20年位前からガス機器にも、電子部品を多用したコントロール機能が付いている。最近のパソコンや携帯電話の急激な発達を見るに付け、部品の進化も目覚しいものがある反面、旧電子部品の供給は可能なのだろうかと考えます。法的に決められた部品供給期間はあるが、今回のリコール対象機種も、13年以上過ぎている。基本的供給義務期間は過ぎている。後はメーカーの自主判断に頼るしかない。メーカーにとっては悩ましい問題と思われます。
今回メーカーは基本的には、修理対応と言うが、買い替え促進策で対応するのだろうか?
■今回のノーリツふろ給湯器の故障箇所
新聞記事及びノーリツのホームページにも詳しい内容は無い。
1)ふろ追い焚き側ガス調整弁の不具合と有る。
●ガス圧調整弁とは
ガスが完全燃焼するためには、ガス量、ガス圧、一次空気量、二次空気量と相互に関係しています。 この一つでもバランスが崩れると燃焼が不安定となり、逆火、赤火、一酸化炭素の問題発生があります。
特にガス圧は、常に有る一定の範囲内ではあるが常に変動しています。この変動を一定に保つ役目がこの部品です。構造的には、ダイヤフラム方式でゴム製の膜とバネにより圧力を安定させています。今回このゴム膜部品の経年劣化が原因との事。
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