No.150 ほぼ正常化したガス給湯器製造メーカー
- 2011.07.05
住設機器業界の中で一番震災影響から復帰が遅れていたのが、ガス機器業界。
震災当初一番ひどいと言われた、流し台やユニットバスが早々と原状復帰した状態の中で一番遅かったのがガス機器製造業界。納期的に4月・5月ごろは2カ月待ち状態が当たり前の状態だった。だが、ここへきてガス給湯器部門の生産状況がやっと、一部メーカーを除いて回復してきた。
この間お客さまからのお問い合わせに対して、回答に困ることが何度もあった。
在庫の確保に、あちらの卸やさん、こちらの卸やさんと躍起になって確保したおかげで何とか昨年並みの実績で最悪期を乗り切ったが。これで一応は一安心。
■ただ、別の問題も起きてきたようですね。
※震災向け復興住宅の当初予想建築数が7万戸から、5万個に減修正された影響がどうでるか。過剰在庫を抱えた業者は?
※ダブり発注分の解消で、メーカーも機種によっては余り気味。当然卸屋も余り気味<安売りに走る業者も?>
※季節は不需要期で期待するほど物は動かないのでは。
■ただ、夏に向かう不需要期でよかった。冬に入るときならパニック現象が起きていただろう。
■ガス機器メーカーも体制立て直しだろう。
ただ、オール電化に押され気味で斜陽産業化した業界も、この原発影響で市場は好転できるのか。
最近の2大上場メーカーの株価も順調ですね。<でも・・・・時代の流れは大きくは変わらないだろう>
■我々も、体制立て直しですね。
我々が、考えていたより、季節的給湯器の販売台数の差はあまりない。無いというのは正確でないが
当社等が関係する市場は、ほんの微々たるもの、大半は、都市ガス関連業者がほぼ独占状態。
我々が市場獲得できるのは、ほんの1%もない。すこし努力すれば夏冬変わらない売り上げ実績が確保でき ることも実績で判明。 我々零細業者は、隙間で努力すれば何とかなる。
■年頭の目標設定も、今年は時代背景が悪く。自粛。当面秋までは現状維持。この秋からの需要期に向けて新たに目標設定ですね。この7月末でわが社の年度も終了。<業績的には微増ですかね!微増ならよしとして、次期に頑張りましょう。>