No.13 あらゆる燃料の給湯器故障は、2/3は冬場に起きる!

給湯器の故障は、前に冬場が多いと書きましたが、
どの燃料の給湯器も、故障の発生率は、やはり冬場が多いようです。
その要因は
1)お湯の使用頻度が多くなる為機器の作動時間が長い。
2)水温が低い為、給湯器の能力いっぱいに、機器が作動する。
(人間も一緒、余裕がなければトラブル、ミスが多い)
3)家族構成、生活向上の関係で、欲求の向上
4)凍結破損、雪。
今回は、電気、石油、ガスの各燃料別給湯器やふろ釜の、冬を迎える前に家庭で出来る簡単点検を書いておきます。・・・機器本体内部は、絶対に触らないこと・・・素人療法事故の元


◆電気温水器の点検事項
1)貯湯タイプ給湯器の弱点、お湯を貯めておくことによる不純物の沈殿。
  特に電気温水器は、5時間程度の深夜料金を使ってじっくり、お湯沸かして使う給湯器。当然水の中に含まれる不純物は、タンク底に沈殿する。
当然、目には直接お湯の状態は見えないから平然と使用するが、正直、目に見えたらこの「お湯使いたくない」と思われるかもしれませんね。10年以上、タンク掃除をしていない電気温水器の底は、まさにヘドロ状態。 衛生上は、80℃程度までのお湯にする為問題はありません 。
ただこの状態は、解消したいですね!
これを、解消する為に以下のことは1年に一回は最低限実施する必要あり。
    ●電気温水器の外部排水口から10分~15分程度は、内部のお湯を排水させる。
    ・・・・昼間にやると、夜使うお湯が少なくなるのであまり使用しない日を選んで実施してください。
      (排水方法は、給湯器取り扱い説明書にありますので確認してから実施ください。)
       <本来は、取扱説明書に書いているが、やはりご家庭ではやらないことが多い>
◆石油給湯器
1)燃料となる、灯油のタンクの点検。
石油給湯器がよくトラブルのは、灯油切れを起こした後。
その原因は、冬は、当然お湯の使用頻度が高く、燃料補給も頻繁となります。当然灯油にもわずかな不純物や、灯油補給時のごみの混入はあります、又、水の混入により燃焼不良も発生します。
(水混入の原因は、タンク内の外気影響の為発生する温度変化によるタンク内壁の水滴「汗」の沈殿)
このごみなどの不純物が、フィルターや燃焼部に詰まって赤火によるスス発生でトラブルが起きる。
    ●灯油配達業者に事前に確認してもらうことが必要です。<灯油タンク、機器フィルターの掃除>
◆ガス給湯器
ガスの一般型給湯器は、消費者が直接触って点検できるものではないようです。
機器本体の設置場所の確認。周りに危険物はないか?排気筒に鳥の巣はないか?機器から水漏れはないか?目視ぐらいですかね。
ただ、
1)給湯・暖房兼用型の給湯器については、暖房補給水の確認が必要です。
◆ふろ釜・・浴槽に2つ穴の開いたタイプ。
湯垢の掃除・・・ユアかが詰まると、入浴時等にユアかが出てくるだけでなく、燃料効率が10%程度悪くなる。
1)浴室から、ホースなどを2穴に突っ込んで勢いよく流して掃除。
   ●ホームセンターなどで売っている、ふろがま洗浄剤もいいけど、家庭の中性洗剤で十分。
    中性洗剤での方法
     ①下穴に、タオルなどを軽く詰める。(取り外しのできるように。)
     ②上穴から中性洗剤原液をキャップにいっぱい程度流し込む。
     ③上穴から水を入れる。(釜にいっぱいになるように)
     ④30分程度放置する。
     ⑤タオルを詰めたまま、上穴からホースで勢いよく「カクハン」洗う。
     ⑥最後にタオルの栓をはずして、ホースで、上下穴から洗う。洗剤泡が出なくなるまで。
      ハイ!これで完了。
  注意・・ふろ釜の熱交換器が腐食する、硫黄系洗剤は絶対に使用しないこと。ふろ釜、お湯、浴槽の      変色の原因になります。  <洗剤成分をよく確かめましょう>   ★ここに書いたのは、メーカーの機器取り扱い説明に書いている当たり前のことですが、トラブル発生   で修理に訪問するとよく見かける原因です。  自分で無理なら業者に依頼しましょう。      機器も、7年過ぎたら要注意!・・・点検は早めに。     <メーカーのメンテナンス保証付きも、7年程度までが多いのはこのため?>
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