No.131 大先輩の訃報に接して

大先輩の○○さんが亡くなったよ。昔の勤務先の同僚から突然の訃報。
「エ!」 まだ若いでしょう。・・・・ 70歳になったばかりとのこと。今年の春先からガンで闘病中だったとのことです。残念。
この大先輩は、九大出の数字に強い方でした。理論的にわれわれを指導していただいた。営業のイロハも教わった大切な大先輩(上司:当時部長)。
酒も強く、私の若いころ在籍した地方営業所へ良く訪ねてこられた時は、仕事が終わると酩酊するまで飲み明かしたものです。<私も酒が好きで、どこかの有名な酒飲み大会で、一升を”23秒”で飲み干して、会社のお偉いさんに怒られたことがある。若気の至り!馬鹿。>
大先輩は、ガス機器業界の、初期の市場開拓や、製品開発に大きく貢献されました。業界では、機器開発のパイオニア的メーカーで、業界の営業をリードしていた時代の先駆者。
■エピソードとしては。
大先輩が、営業所へ訪ねてきて、得意先の訪問営業してから又例によって、夜は二人して居酒屋で酒盛り。
フラフラになる寸前まで飲んでいたら、突然まじめな顔をして「俺の手相を見てくれ」
大先輩と言っても、自分とは、役職が数段上の方。あまり、このようなことを言われる方ではない。
私も突然の申し出に少し戸惑ってしまったものです。
聞けば、私が趣味で、手相占いをすることを、どこかの営業所で聞いていたようです。
 まあ、せっかくのご依頼でもあり、酒の場でもあり。”いいです。拝見しましょう”
※手相は、中国発祥の「統計学」 ” 当たるも八卦当たらぬも八卦” 理論的には全体的に当たる確率が50%以上なら、プロ、50%以下なら素人的な見方を個人的にはしています。
「こんなこと書いたら、その筋の人に怒られそう」・・・・当然私は、”ど素人”
■大先輩の、手相をざっと見て気が付いたのが
1)手相全体ははっきりして、性格的には物事を「白黒はっきり」させる性格。
2)上昇志向:生活向上力のある人特有(生活力、自立力のある人にはっきりと出る)の運命線がはっきり上に伸びている。<一般的には男性に多いが、女性でも、生活力があり職業婦人と言われる方ははっきりと出る。>
・・・・などと、講釈を垂れていたら・・・・・・・「おや!」と気が付いたのが、
生命線の寸断。それもはっきり5mm程度今の年齢に近いところにある。
・・・?で、”大病や事故に気お付けた方がいいですね。少し危険信号が出ています。
大先輩も「え!」といった顔。 「どうなんだ」と少し真顔。 
・・・・・・・?よくよ・くシゲシゲと再度拝見。・・・・・・・で、 ”命におかかわる”可能性もあるが、でも大丈夫です!”と断言。”ここを第二生命線が補完しています”・・・よく手相を拝見すると、断絶した生命線横にはっきり、少し赤みかかった線が、その途切れた部分を外側で補完している。
・・・・「ア!そうか大丈夫か?」すこし不安そうだが、少し安心した顔。
この時の会話が、なぜあったかは後でわかった。その日は又夜遅くまでフラフラになるまで飲んで、翌朝飛行機で帰って行かれました。
後で聞いた話ですが。”翌日はひどい二日酔いで、機内でモドシタとのこと。”・・・後で同僚に言われた、「あなた、飲ませ過ぎだよ、帰ってから、心臓の手術のために入院するというのに!」・・・・エ~!。それは知らなかった。本人は何もおっしゃらなかった。確かに前に心臓は悪いとは伺っていたが。まさか手術前とは。
・・・・・・・・・で、前の話が納得。
心臓手術は、当然命にかかわる大手術。大先輩も、心配だったのだろう。
私のような、素人占いのペテン師みたいなものに、聞いてみたかったのか。
でも・・・・・・・当然手術は成功して元気で退院されて職場復帰。
また、お会いしたときに伺った「私の素人占いで失礼しました」・・・・・・・
 でも大先輩曰く「いや、あの話は勇気になったよ。正直不安も多く、”藁にもすがる心境”だった。あの時君に明確に回答をもらった時正直ホットする気持ちもあった」とのこと。・・・何となくホットしたことを思い出します。
・・・でも、その時再度手相を拝見させていただいたら。人の生命力の強さか。生命線の断絶が消えて繋がっていて、第二生命線も消えていた。これもまた不思議かな。
ただ、よくよく考えると。あの場はそれでよかったが、人の生死にかかわるような発言は慎まなければなりませんね。・・・それ以後、大先輩との酒はほどほどの付き合いにしていました。
会社の役員までなられて、これから会社のために、大いに貢献いただける方と思っていたら。
55歳の定年で、あっさり退社されてしまった。われわれ下の者には、会社の経営的なことで何があったかは知らないが、貴重な人材がすんなりと退社したことに、一抹の不安を覚えたのも正直あった。
退職後、一級土木の免許を取って活躍されていると伺っていたが、人生「寿命には勝てない」
確かに、短い人生だったが、これも人の「運命」・・・生きる使命を全うされてのことと思います。
われわれのような団塊の世代になると、これからもこのような訃報に接することも多くなるだろう。
ただ、皆さんそれなりに与えられた運命を生きてきた。全うされてこられたと思っています。
又自分自身もまた、全うしてきていると思っていますし、これからも又多くの生きている価値を見出していけたらと考えます。
ご親族の方は、悲しみでいっぱいと思います。が、生きてきた証は厳然とあります。
大先輩の”ご冥福を心よりお祈り申し上げます。”・・・又今度はこちらから訪ねて行きます。

No.129 やっと、この7月度終了で4年を過ぎる商売。

この7月31日で4回目の年度を終了する。ありがたいことに、今年も四苦八苦しながらも商売的には,まずまず順調と言えるだろう。
これも、ひとえに、お客様・仕入先様・社員のおかげと感謝感謝の次第です。
<真に、人とのネットワークが財産。>
◆私は定年退職後、今までの、経験と人とのネットワークで商売を始めて、ここまでやってこれたことがありがたい。
そして、私の関係営業社員は、元給湯器メーカー勤務歴15年から18年のOBで給湯器のプロと、これからの時代進歩に合わせたインターネット・HP構築のプロ。
 特に、給湯器について、われわれの社内会話の中で、よく出るのが「元の会社での勤務実績がまさに:職業訓練学校だった。」”経験は真に宝”
この知識・経験はやはり元の会社での実績の中から培われたもの。
事実、取扱メーカー器具に関する商品知識や、取り替え工事に関係する、機器メーカーへの問い合わせは、ほぼ無い。事実、今の機器メーカー営業よりこちらの知識が上かも。  正直、彼らにとっては、これほど手のかからない、得意先もないだろう。手がかかるのは唯一「仕入価格交渉のみ:値引きの?」
ただ、この実績を、元の会社の関係者に多くをお返しできないのは、少しさみしいものもあるが。
◆商売の成立的要件は、お得意様、仕入先様、それと社員の信頼関係成立が最大の要件。
相手の好き嫌いだけで、取引先を選ぶのも本来経営としては失格。
商売成立のためのネットワークを築くのは、より開かれた経営環境の中で、個の独断より組織の融合性で切り開くのが一番。と考えており、人とのネットワークの大切さを実感する昨今。
今の状況に感謝しつつ、お礼は、お得意様へ、より良い製品をお安く提供すること。仕入先様には、当社担当者の実績のためにより多く貢献すること。社員に対しては、より生活向上のため、所得を上げること。
そして、自身自身の生活は、家族を含め人並みでいい。高級車もいらない、車はカローラで十分。感謝を忘れたら商売も終わり。
<他人様に迷惑をかけない。金を借りてまで商売はしない。身の丈に合った商売を基本とすること。>
◆サー!来年度も、がんばりましょう! お得意様、仕入先様も喜ぶ経営方針で。

No.128 最近の「ガス・ビルトインコンロ」便利だね。

今のビルトインコンロは、便利だね。
■結婚して関東に住んでいる私の娘の家の、ガス・ビルトインコンロを買い換えてやった。
今までのコンロは旧式で、安全装置が無い。心配なためより安全で安全装置の付いた、最新のガスコンロにした。
リンナイ「DELICIA」 ダッチオーブン機能が使える機種。
ダッチオーブンが使いたいとのことで・・・・?、料理もあまりしないのに・・といってやりたいが。娘のご要望とあれば仕方ない。
取り替えた後、以下のような記事が、本人のブログに掲載されていた。
■娘のブログ記事から。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
パエリア、作りました。
ダッチオーブンってすごい。
材料を炒めて、
お米を炒めて、
タイマーセット。
それだけ。
シーフードのうまみがでて、
すりおろしたにんにくの風味がふわっと鼻にぬけて、
お米はアルデンテで、
隠し味のお醤油がきいてて、
ご飯とターメリックの相性がよくて、
とってもおいしいです。
って、なんか
どっかで聞いたフレーズ。
お父さん、
使ったよ〜〜。
paeria.jpg
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
精一杯、使っていることをPR。
でも、親バカと言われても、娘が可愛い。もう30歳も過ぎた娘。いまだに中学生・高校生くらいの時の可愛さ感覚で思っている。昨今親父は嫌い、一緒になんか二人で歩きたくない、という娘も多いが、高校生のときから、今の大人になっても親と一緒に歩くのを嫌がらず仲良しでいてくれる。ありがたいね。
■さて、ところで電気のIHコンロと、ガスのビルトインコンロのどちらを選ぶか。
市場では、オール電化の流れの中、IHコンロが健闘している昨今。
私の会社も当然IHコンロは取り扱っているが、でも、私はやはり正直・ガス・がいいですね。
炎の感覚がいいですね。IH担当者に怒られそう。 
最近の、ガス・ビルトインコンロも、なかなか便利。昔のような危険イメージはだいぶ薄らいだ。
安全装置も付いている。
1)てんぷら油の温度も自動コントロール 2)魚焼きグリルも”オートグリル機能”魚の種類によって自動的に、焼き具合を調整。 そして、 3)炊飯機能 4)湯沸し機能機能など多彩な機能が付いている。
そして、上記の記事のような、ダッチオーブンが使える機能がついて、本当に便利ですね。
※料理下手な娘でも、なんとか作れる優れもの。※・・・この記事見たら怒られそう!
ただ、価格も、かなり高額、昔のように、スパーで¥9980などの価格が主流の時代と様変わり。
30万円近くする機種もある。電気のIHコンロも高いが、なんでそんなに高いの・・・・ガスふろ給湯器に比べれば中身が無いよ・・・・・・・と言ってみても、やはり便利機能の価格か?
ビルトインコンロの買い替え時期は、3月から4月それと、11月から12月と、言われている。商売繁盛のために、知識をフル回転しても、ガスコンロでできる料理レシピなどの、お客さまの質問にいまひとつ反応できない、”団塊世代父さん”  
がんばりますよ!・・・・ ハイ!また書きます。

No.127 さすらいの一匹コオロギ的発想。

このブログも、やっと夏になると暇になる商売閑散期に書くことが多い。正直冬は多忙で体力的に書きこみがキツイ。では、今日も一著書きますか。
◆人生設計で、子供の時に夢描いたものと、実際自分が60歳を超えて到達できた達成度とどう違うか。
当時は、時代の流れが緩やかで、まだまだあまり競争社会でもない時代であった。
とりあえず、食べることが第一目標で、勉強などは二の次。夏は毎日川へ泳ぎに行き、少し危険なことをしていても親も子がどこで何してるやら心配する余裕もなく一生懸命働いていた。”親も子を食べさせることが最優先”
こんな中で、”青年大志を抱け”と言っても、大志を抱くより、夏はスイカ、秋は柿を”一寸失敬”して”オヤツ代わりを抱いて、走るのが先。
ただ,こんななかでも、近所の金持ちの”おばさん””おじさんに”にゴマをすって、食べるものをせしめること。
テレビが見たくても、金持ちの家にしかない。”ならば、いい子ぶって、お手伝い。その御褒美に”月光仮面””プロレス中継を、部屋の片隅から、気兼ねしながら見させていただく。これも外交術。
こんな、テレビの有るような家の金持ちに成りたい!。この思いも一つの勉強! ”おかさん”うちもテレビ買わないの?すかさず母が・・・・「なに寝ぼけたこと言ってるのよ、バシ!」・・・・・”そんなこと初めからわかってるわい!聞いてみただけよ!
◆そして時代は徐々に競争社会、格差社会へと変化。高校出るころは、学生運動まっ盛り、あちこちで大学紛争。私の幼友達にも、その過激思想家がいて、後の連合赤軍の中枢に位置していったものもいる。そして会社に入り、転勤も6回ほどした。正にこの時代が”生きるための「さすらいの一匹コオロギ」的生活。
バブルあり、オイルショックあり、正に変化の時代。でも今の時代変化に比べれば、まだまだ楽しい時代背景、一生懸命勉強すれば東大にも行けた、働けば金持ちにもなれた、全体的になんとかなった時代。夢も持てた時代。自分も、会社に入ったからには、チャンスがあれば末は社長になりたいと、最後までもその思いを持ち続けた。ただ結果は、”そんな甘いもんやあらしまへん!”でも、それなりに満足できたサラリーマン人生。
◆はたして今の若い人たちはどうだろうか、金持ちでなければ、最高学府の東大もままならず、資産家に生れなければ、金持ちにはなかなかなれない。政治家になるにも、二世か、タレントでなければ難しい。貧乏人はいつまで行っても貧乏人。・・・・てな風に物事考えたら、夢も希望もない、隙間をかいくぐって、ちょっとでも上に出るために、「道」を探して前進あるのみとかんがえて、この年になってもまだ前へ前へ、これも団塊世代の”コオロギ根性”
コオロギも、草むらでただ鳴いているだけではないだろう。目的を持って生きて、そのシーズンで美しく鳴いて、短い一生を終える。・・・・ただ人は醜く貪欲に生きていける。
◆何やら愚痴めいた話になったが、私は、常に”楽天家”、晩年はいい人生があると”手相・人相”に表れている。・・・・てな話を周りにして、これからも、”コオロギ人生”継続です。
どなた様も、暑い夏を無難に過ごして、涼しく、コオロギの鳴く、心地いい季節までがんばりましょうか

No.126 今年は梅雨の影響か!器具の買い替え実績が冬なみ。

今回の梅雨は、厳しい雨模様だった。災害も多く被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げます。
◆さて、この災害的、”ドカ雨”でガス給湯器に対してもかなり影響があったようです。
通常、屋外の給湯器であっても、ある一定の雨量(通常:時間雨量20mm程度)なら内部に対する雨の影響は限定的と言われていますが、今回のようないわゆる時間雨量50mmを超えるような瞬間的”ドカ雨”は、機器内部にも、かなり悪影響を与えているようです。
正直、お問い合わせや、ガス給湯器の買い替え依頼が冬なみ状況。
社内でも、「今年は夏が無い」 
◆例年、ガス給湯器の需要期は寒い冬が中心。通常の繁忙期は、11月から4月ごろまで。そして6月ごろから急激にお問い合わせや、受注が減ってくる。この時期が来るとやっと夏が来たと実感する。
ところが今年は、冬のままが継続している状況です。
この原因の一つが、”ドカ雨”の影響か。
給湯器のトラブル「111エラー」の点灯で、火がつかない。と言うお問い合わせが多い。
給湯器は、経年変化で、電子部品の劣化に加えて、経年により内部に埃がたまり、この埃が、雨や湿気の影響で、信号の誤作動を発生させたり、漏電させたりの現象発生がある。
※最近ご相談受けたお客さまの相談例では
通常、晴天になれば丸一日程度で内部は乾燥するものが、2日程度かかってやっと復帰した例もありました。 通常はあきらめて買い替えをご選択されるお客さまもありますが、「もう1日待ってみてください。それでだめなら、メーカーへの修理依頼か買い替えをご検討ください」と御回答後、次の日「治りました、ありがとうございました」と電話をいただけました。正直、このお客さまは、まだ9年目だそうで、買い替えには少し早い。  良かった。
◆18日にやっと本格的に梅雨が空けました。これでやっと、わが社も夏がきます。
11月までは、じっと我慢の商売状況でしょうか? 
 こうからは、厳しい暑さ。”ドカ日光”の日々ですか。どなたさまにも、熱中症に気を付けて。 がんばりましょう。