No.48 売れている、エコキュート!・・・オール電化の波はもう止まらない!

昨日、エコキュートのメーカーから、販売・技術的な面を再講習いただきました。
機械は日々進化しています。最新の知識習得は必須です。
■メーカー曰く、大阪でもエコキュートは良く売れいているとの事。
近畿地域の新築に占める給湯器台数の内”エコキュート”取り付けの割合は、現在50%を越えているとの事。
このメーカーも、もうすぐ平成18年度が終了するが対前年比160%以上の実績台数だそうです。
因みに、先般ガス給湯器のメーカーお偉いさんと話したとき、業界は台数的には対前年を割っているとの事。
地域、メーカーによっては80%程度しか売れないところもあるとの事
・・・「ガス機器のCO2事故問題」が大きく影響しているとの事。
電気のエコキュートメーカーと、ガス給湯器 メーカーの勝ち負けは、はっきりしてきているようです。
確かにガス機器一連の事故の影響は大きいといわざるを得ませんがそれよりもっと深刻なのは、やはり燃費差によるガス給湯器離れが起きていることは明白です。
■ランニングコスト比較(5人家族を想定)
電気・エコキュート     
・月間給湯コスト  ¥1100~¥1400(平均)
都市ガス・ガス給湯器  
・月間給湯コスト  ¥6000円~¥7500(平均)
上の実績から見ると・・エコキュート:ガス給湯器= 1:5  程度
ガスが,LPGになるともっと差が広がるとの事。これでは差がでるのが歴然としています。
現在、エコキュートのCOPは4.8程度(平均で3.5程度)
(※COPとはヒートポンプユニットの効率・・・1のエネルギーを4.8倍出せる)
■ガス業界がよく対抗的に出す数値
エネルギーの一次効率と二次効率の表現
※電気は、天然ガスや石油を主原料に発電すると
  一次効率   電気への発電効率  35%程度になる。
  この一次効率に、実際に消費者が、お湯にする場合、電気温水器などの熱効率が90%であっても実際のお湯にする効率は、都市ガスから直接お湯にする機械と比べて不効率になるという理論。

だが、エコキュートはいくら電気にする為の一次効率が35%であっても。
35%×(ヒートポンプの効率が、平均の3.5倍なら)
=実質効率122%程度になる。
(エコキュートなどのように、貯湯槽方式の給湯器の欠点である放熱ロスを引いても・・・やはりエコキュートが有利! ・・・ガス業界の虎の子”エコジョーズ”でさえ対抗は出来ない。
又、電気陣営メーカーの説明だとしてもかなり、ガス給湯器はは不利ではないだろうか?
■結論的には、他の要因(機器の設置スペース、機器の価格の高さ)などを別にすれば
・・・・断然! エコキュートがお得!・・・・との結論が出てします。
ガス機器業界が、CO2事故で”もたつく”間に、イメージ的にも差がどんどん広がります。 
・さあ!どうするガス業界。あきらめて、ガス機器メーカーもエコキュート生産?
・あきらめて、ガスやさんもエコキュートを主体で販売しますか? 
頑張りましょう!一致団結!・・・・もっと研究するところはあるはず。他の欠点ばかり探さず。自分達で開発してもらいたい。
 
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No.46 これも暖冬の影響か?給湯器の故障が少ないようだ。

もう3月、今年は冬は無かった感がありますね。暖冬の影響はいい意味でも悪い意味でもあるようですね。
給湯器の故障発生件数は、過去の経験から11月~3月の冬場が多く、気温が暖かくなるにしたがって少なくなるのが通例。夏を1とすると冬場は2~3の発生率。
だが今年は、少し傾向が違うようだ。1.5程度ではないだろうか?
■なぜ冬場に給湯器の故障は多くなるか。
1)凍結
2)低気温の変化に対する機器部品の誤作動
3)機器能力の100%稼動による機器負荷の増大と使用頻度の増加
等が考えられる。
ただ、最近の給湯器は、機器部分で一番弱いとされた、「電子回路コントロール基盤」を特殊樹脂で保護した製品が一般化された10年ほど前から故障率は確かに全体的にも減ってきている。
最近では、冬場の給湯器の凍結故障は別としても、給湯器は電子的に各回路にセンサーや電磁弁を多用している為、このセンサーや電磁弁が気温の影響を受けやすいとされている。特に電磁弁は磁石の原理で各水、お湯、ガスの回路を開閉している。当然磁石機能であるから、磁石の巻き線等が温度変化に対して影響を受けるのだろう。厳しい寒さも無く、気温が暖かいとやはり機械も過ごしやすいのでしょうか。
故障が少ないことは、使用者にとっては非常に良いことではあるが、業者にとっては少し予定が狂うのではないだろうか。因みに、暖冬の影響は各業種にあると聞きます。やはり、商売人にとっては、”夏は暑く、冬は寒い”気候で商売繁盛。
でもこれからは、どんどん暖冬傾向商売スタイルも変化させなければならないでしょう。
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No.45 日本ガス石油機器工業会の過去の事故報告公開を見て。

日本ガス石油機器工業会の過去の事故報告書一覧を見て思うことは、さまざまな事故原因を放置してきた業界全体の付けが今回のパロマ、リンナイなどの大きな人命事故に繋がってきたともいえます。全てのメーカーが何らかの問題を抱えていることが歴然の公表内容。
①過去30年余りにわたる、業界の過当競争の副産物として機器の各部品の品実管理の甘さ。
②指導的立場にある大手都市ガス会社の”バラバラ”なエゴ的製品認定制度
③基幹部品や安全装置などの電子化に伴う技術的検証不足と過信
④業界としての市場未熟による、同属系経営からの脱皮不足
⑤モデルチエンジ優先と品質管理の後追い。
■確かにバブル崩壊後の住宅関連産業の過当競争による、各弱小住宅部品メーカー業界に対するしわ寄せは相当のものがあったことは事実です。
コストダウン要求も半端でなく、これがガス石油機器業界淘汰の要因にもなり又品質面での甘さにも繋がったことと思います。
これはガス石油業界だけに限らず、日本のどの業界にも存在する問題点でしょう。
又、機器の電子化に伴う、電子部品などの余にも早い時代的流れに検証が追いつかない。又保守面から見るとモデルチエンジの速さで補修部品が供給不能になるなど、問題は複雑ですね。
ただ、メーカーサイド的に見るなら、あれだけ納入価格が下がっているのに消費者への提供小売価格はほとんど下がっていない現状も歪な感じもします。<コストダウンの恩恵はどこへ行ったのでしょうか?>
■昔から、大きな人命損失事故による教訓、ゆわゆる”人柱が建って”初めてその事故の重大さにきずくことは本当に悲しいですね。
又、同属経営企業が多く、情報公開の面から見るとやはり弱さも見えます。「一部の特権階級」と、生きる為に見てみぬ振りをする一般社員”悲しいですが、これも責められない構図”
ただ、これで業界全体の秩序は少しは前に進むことを期待します。
■今後の対策として望むこと。
①基本的には、人の生活する狭い特定の空間では空気は人が生きていく為に利用するもの。ガスや石油などの燃焼するためには空気は使わない方向性が必要。< 機器は全て屋外設置とするべき方向性が必要。安易な技術妥協が事故に繋がる>
②電子部品損傷による、機器の暴走を止める技術的対策と品実管理の徹底
③機器の全国一律的公明性認定制度<我で通す認定制度の廃止>
④品質管理体制や事故の速やかなる公表
■今回の過去の事故公表で、業界全体のイメージ悪化は避けられないでしょう。
ただ、オール電化がいくら進んできているとは言えども、設置条件、機能性、時代性には欠かすことの出来ない、ガス機器。<安全・快適で人に優しい機器の開発は必要です>
「頑張って」もらいたいです。
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No.44 また、ガス湯沸し器の死亡事故。残念ですね!

まだパロマの事故が解決していない時期に、今度はリンナイですか。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
リンナイ製品は、独自の販売網以外にも各大手の都市ガス会社へ大量にOEM供給もしているガス器具のメーカーとしては常に、製品品質の信頼性も高く故障率も少ない優等生的メーカーだけに残念です。
今回の事故製品は、主として一般家庭用の台所の流し台上に取り付ける”スポット的”5号湯沸かし器で発生した事故。ここ10年前くらいまでは、市場で100万台以上が毎年販売された商品。現在は、給湯器に変わってきているものの、まだまだ根強い市場を持っていると聞きます。
ただ、7年前から頻発していて”認識が甘く対応が遅れた”とのコメントは、いつもどこかで聞くせりふですね。
日本のガス機器市場の40%を占める、リンナイの事故だけに関連業界・市場に与える影響は大きなものがあるといわざるを得ません。
そして、又今回もパロマや、業種は違うが、不二家などのように同属系の会社の弱点が出た感があります。
同族会社の、多くが「人の能力、思い、気持ち」が内に向きすぎる傾向にあるといわれますが、これがいつも公表を遅らせるメカニズムになりますね。
前のブログにも書きましたが「会社のセキュリティーは、経営者の品質に同じくする」の教訓の通り、これは経営者の品質の問題で、一般社員は責められない。「これがサラリーマンの悲哀」です。
いくら外で偉そうなことを喋ってみても「表と裏」は、残念ながら、どの世界も同じ影を持つものでしょう。私自身、自分の姿を移してみても自信が無い。
リンナイは、前社長時代は強引な営業政策の影響で、メーカー異端児的面もあり業界内部では、「市場の破壊屋」的存在であったと認識しています。ただ、現社長は、紳士的で有能な技術屋さんで業界の発展に対して今後は特にパロマ事故以後常にリーダー的に貢献してもらえるだろうと業界全体が期待していた矢先のこの問題発生、非常に残念です。
特に国内販売の独立系のガス機器メーカーは、現在2強2弱のノーリツリンナイパロマパーパスの4社が主力といわれています。
その4社のうち、パロマリンナイの2社が傷ついた影響はやはり大きいですね。
ただ、もう一つの大手”ノーリツ”は、もう何十年も前に同属系は卒業して業界でも、常に紳士的リーダー的存在であり、又製品の開発力・品質も安定したメーカーだけに今後の業界全体の秩序建て直しに期待したいですね。
ただ、リンナイは、「ガス業界には無くてはならないメーカー」です。
日本国内でのガス機器の商品構成は、リンナイなくして成り立たない存在でもあることも確かで、家庭用機器から業務用機器まで幅広く製品開発、販売している唯一の総合ガス機器メーカーでもあります。
今回の事故は残念ですが、その製品の品質安定性は、ガス業界全体が認めた「優」であることは確かです。これを教訓に必ず体制整備してリーダー地位に復活してくれることを期待します。
ガス業界全体も、オール電化の波を跳ね返す為にも、リンナイを応援してもらいたいですね。
今回は、パロマ的処理でイメージを崩すことなく、市場の信頼性を回復すべく、がんばってほしいですね。
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No.42 パロマに、警察の家宅捜査入る!

残念ですが、入るべきものが入ってきましたね。
あれだけ多くの方が亡くなられたのだからこれは当然でしょう。
だた、20年間以上も放置した付けは余にも大きい。これは、会社は当然その報いは受けるべきと考えますが、早い段階で、もっと手を打てなかったのか監督官庁や業界の関係者にもその責任の一端があるのではとの思いもあります。
ただ、永年変わろうとしない同族会社の恐さ、「絶対的人事権」に対しては、サラリーマンが如何に無力であるかの証明、今日の新聞報道に”パロマ、取締役会”年一回の文字を見ると。典型的な同族会社の弱点が見えます。
私の勤めた会社は、毎月一回定期的に取締役会、その前に品質経営会議などが頻繁に実施されていました。それでも落ちこぼれはある。やってもやっても切が無いのが、品質管理
昔からの常識”製品の品質と会社のセキュリティーは会社経営者の品質にイコールする。”
ただ、問題があっても現実的に、現在の職を捨ててでも内部告発出来るそんな、”テレビドラマ的サラリーマン”は多くない
この手の事件は、”不二家”などのように、いつ見ても事件構造は同じ。”悲しいですね”
特にパロマの事故は、直接人命にかかわった事故だけに、給湯器の販売に関係しているものとしては、ガス給湯器のイメージが悪くなることによる、オール電化への流れの加速が気になります。
その意味で、ガス給湯器メーカー業界も、もっと安全性に対する情報公開はすべきでしょう。
■ガス機器メーカーは、電気器具メーカーなどのように超大企業はなく、過当競争に明け暮れて連帯感に少し欠けるのだろうか?ただ、最近はオール電化の波に影響されて年5%程度市場が縮小している業界。国内の低迷を海外進出で補って採算をあわせているのが現状と聞きますが、もっとがんばってほしいですね。だが、関連業界には、超大手ガス会社も関係しています。”原料安、円安で○○金額増収”と記事の載るなら、もっと何か出来ることもあるのではとの思いもあります。
ガス機器メーカーが不採算で淘汰されていけば、困るのは大手ガス会社と最終的には消費者では?。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、言われながら業界も60年過ぎてきた。
昔読んだ、”企業30年説” 企業も、業界もいつかは終わる黄金時代!・・・?
常に、変化しなければ生き残れない!
厳しいですね。
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